パクリタキセル治療をしていますが手のしびれが出てきました。中止の基準はどのようなものがあるのでしょうか?

2019年12月12日   

粘液がんでステージ1、増殖能が67%、グレード2と聞いています。
TC療法1回、AC療法3回で副作用の為中止となりました。
先月よりパクリタキセルを投与していますが、2回目で骨髄抑制があり一週間休薬後、85%に減薬しました。4回目が終わったのですが、手のしびれの症状が出てきました。パクリタキセルもダメなのかと不安です。
抗がん剤中止の判断の基準はどのようなものがあるのでしょうか。

こんにちは。治療をよく頑張っておられますね。乳がん術後の再発リスクを下げるための治療をなさっておられるのですね。抗がん剤治療は再発リスクを下げる良い点がありますが、副作用もあります。一般的に抗がん剤の中止基準は、例えば骨髄抑制などが強く、抗がん剤を継続することで生命の危険がある場合、 あるいは吐き気や倦怠感、しびれなどの症状が強く日常生活に著しい支障が出る場合は減量や中止となります。抗がん剤による骨髄抑制により白血球(好中球)の減少が生じることがあります。白血球(好中球)は感染防御に大事な役割をしています。治療なさったTC療法では、その頻度が高いですので、場合によっては、好中球を増やす薬(ジーラスタ)を抗がん剤翌日に使うこともあります。

担当医の先生と今後の治療をどうするか、よく相談なさってください。

 

文責:広島大学病院乳腺外科 舛本法生