術後の腫瘍マーカー(CEA)の変化について

2024年8月14日   

右全摘後6年半(術後5年間フェマーラ服用)経ちましたが、2019.5月から2023.7月までの11回検査でCEA数値が5.3~5.9をいったりきたり。そして約半年後の今年2月が6.1でつい先日の7/30の結果が6.3でした。主治医は5年間での変動の範囲内だしサブタイプがルミナルA(言い方は違ってたかも)いま全身検査の必要もないんじゃないかな 今なにも症状がでていないのに必要以上の心配しなくてもいいとのこと。(嫌な言い方だけど、もし転移があっても何もない今からいろいろ調べて治療はじめるのと症状が出て治療するのではゴールは同じだと・・・)アメリカではCEAは調べないとか・・
次は1年後です。
※他ではクレアチニンが少し高く(0.85)eGFRga52.9 でした 影響ありますか?

乳がんの術後フォローアップでは、CTを定期的に撮影したり腫瘍マーカーを頻回に測定することで早期に転移を見つけても予後には変わりがないことがわかっています。主治医がおっしゃることは確かです。ですので、ガイドラインとしても、術後に必須な検査としては、マンモグラフィと視触診のみとしています。ただ、保険では3ヶ月ごとの腫瘍マーカーや1年ごとのCTは認められますので、主治医に相談して受けることはできると思います。

文責:島根大学医学部附属病院乳腺センター 角舎学行