乳がんと診断されてから心臓がドククンとずれるような感じで、心臓が止まるのではないかと眠れません。

2020年8月11日   

乳がんの検査結果がでて、粘液癌ステージIIで、左乳首の下に腫瘍があって、全摘の手術を9月上旬か中旬に予定しております。乳がんの心配をしてから、動悸をするようになり、脈は正常ですが、心臓がドククンとずれるような感じで、夜になるとかんじやすく、心臓が止まるのではないかと、眠れません。いつもより寝汗もかいてます。腫瘍がなんらかの影響をしているのでしょうか?

乳がん自体が何かを分泌して症状を起こすことはありません。乳がんと診断された事による不安と考えられます。同じようなことは、私の患者さんにもよく言われます。抗不安剤などを処方してもらい、落ち着いた状態で手術を待たれた方がよいかと思います。待つ身は不安ですが、乳がんは急速に大きくなることは通常ありませんので、落ち着いて手術を迎えるようにしてください

 

文責:広島大学病院乳腺外科 角舎学行