43歳ですが、リュープリンは必要なのでしょうか?

2021年1月23日   

先日オンコタイプDXの結果(RS16)が出まして、タモキシフェン内服10年の治療になりました。主治医は閉経までリュープリン(ゾラデックス)も併用しましょうとの事で、3ヶ月製剤の注射を打ってきました。ですが、調べるとこちらの注射は40歳以下の方には効果はあるようですが、43歳の私には果たして必要なのかという疑問が湧いてきました。骨が弱くなる副作用もあるようですし、不用なら打ちたくありません。いかがなものでしょうか?

Oncotype DXの結果 RS 16にてホルモン療法になったとのことですので、腋窩リンパ節転移があるということなのでしょうか。
(腋窩リンパ節転移がない場合、閉経前でRS16は化学療法の効果があるということになりますので化学療法もお話されていると思います。)
閉経前乳癌の術後治療の際に、腋窩リンパ節転移があるなど再発リスクが高い場合にはリュープリンなどのLH-RHアゴニストの併用を考慮します。おそらく主治医の先生が再発リスクが高いと考え、併用をお話したと考えます。決して不要とは思いませんが、もう一度担当医の先生と御相談なさってはいかがでしょうか。
文責:呉医療センター中国がんセンター乳腺外科 板垣友子