BRCA1遺伝子変異のあるトリプルネガティブ乳がんの化学療法について教えて下さい

2020年8月11日  , 

以前に1度相談させていただきました。BRCA陽性変異トリプルネガティブ乳がんの化学療法についてです。現在、dosedence EC4ク-ルが終わり、次回からdosedence PTXの予定です。(前回、相談時にはDOCと思い込み間違っていました。)
PTXは毎週、12回投与しないと効果が低下するという情報もあります。もちろん投与量も違うと思いますが、気になりご相談しました。
また、DOC3週毎×4ク-ルという治療はどうでしょうか?
現在の標準治療において、どの治療法が効果的で推奨されている治療でしょうか?BRCA1陽性の場合、抗がん剤が効きにくいという情報もあり心配です。後悔しないようにしたいと思っています。
ただ、先生方のブログにもありましたように、気持ちを前向きにもって頑張っております。2回目の相談でルール違反かもしれません。申し訳ありませんが宜しくお願い致します。

以前に恵美先生が答えられておられるように、質問者の受けられている化学療法は現在の標準治療です。ちなみに、当院ではリンパ節転移のあるトリプルネガティブ乳がんの方にdosedenseAC→12週連続パクリタキセルを行っています。通常のパクリタキセルでは3週投与で1週休薬ですので、こちらの方がやや治療強度が強いと思います。DOC3週毎×4コースは標準治療ですので、多くの施設がdosedence PTXを選んでいると思います

安心して予定の治療を完遂して下さい

 

文責:広島大学病院乳腺外科 角舎学行