乳がんが胸壁再発しました。 皮膚転移もあるかもしれず不安です

2020年11月25日   

8年前、左胸全摘手術自家組織同時再建を行いました。
現在、左胸再発、皮膚に近い場所なので組織診ではなく、細胞診のみでした。
その為、情報不足でがんのステージやタイプも分からず、手術で病理の結果次第で治療方針を決めていくとの事でした。手術で取り除き、乳腺も残ってないので、放射線もかける必要がないでしょうとの事でした。細胞診でステージや細かい事が分からないのは、通常ある事なのでしょうか。

また、左胸の皮膚一部分が赤く硬くなっており、そこを切除するようです。
皮膚の荒れかと思い、気にしてませんでしたが、ネットで皮膚転移の存在を知り、これは皮膚転移ではないのか?と不安です。先生に診てもらいましたが、再建の胸は、皮膚に出る事がある。ここを取りますね…のようなお話で、返答がよく分かりませんでした。皮膚転移とも言われませんでした。ちなみにMRIとCTでは、転移は見られませんでした。細かくは、実際の手術の病理次第と思いますが。皮膚転移は、診て分かるものなのでしょうか。どの様に診断されるものなのでしょうか。

まず、局所再発でしたらステージはありません。ステージ分類するのは原発性乳がんの時だけです。

また皮膚に発赤があるようですが所見だけで悪性かどうか判断することはできません。通常、皮膚生検を行います。皮膚転移があった場合でも、きちんと切除できている状態だと判断すれば放射線治療はしないことがありますが、そうでない場合は放射線治療も行います。細いことはわからないので、しっかり主治医に質問することですね

 

文責:広島大学病院乳腺外科 角舎学行