術前ホルモン療法をしていますが、すぐに手術をしなくてもいいのでしょうか?
2020年9月17日
7月に9ミリのしこり、ステージ1の乳がんがみつかり、ホルモン受容体タイプなので、タモキシフェンとリュープロレイン酢酸塩の注射で効果を試しています。8月からはじめ、一ヶ月後の9月頭にエコーと組織をとり、効いているか調べました。エコーではすこし小さくなってるかなという感じで、組織の検査では、二つの数値のうち重要な方は変化があるので効いてそうだけど、もう一つの値が変わらないので、一ヶ月後には女性ホルモンを更に下げる薬にするかもと言われました。手術の時期は薬さえ効いていれば、一年後でも2年後でも良いと言われましたが、その間に広がらないか心配です。すぐに手術したほうが再発など防げるのではないのでしょうか。
乳がん診療ガイドラインには閉経前の女性について、「手術可能なホルモン受容体陽性浸潤性乳癌を有する閉経前女性に対して乳房温存手術を目的とした術前内分泌療法のエビデンスは乏しく勧められない(行わないことを弱く推奨する)」と書かれています。
9ミリの乳がんですから、手術(温存術)→放射線照射→ホルモン療法 が標準的治療だと思います。ガイドラインをもとに主治医と話し合われたらどうでしょうか?
文責:広島大学病院乳腺外科 角舎学行