非浸潤性乳管ガンの切除以外の治療について教えてください

2021年1月17日   

お世話になります。
がんセンターの乳腺外科にて、右乳房が非浸潤性乳管ガン(ステージ0)と診断され、「『全摘』が基本的な治療。もしかしたら『部分切除+放射線』でもいけるかも」と言われております。
しかし、ステージ0で全摘が基本というのが納得できません。
MRI画像は見せていただきましたが、乳首の手前から大胸筋手前迄の乳管内が白くなっているとのことでした。MRIの後にマンモトーム生検も行っていますが、MRI画像以上のデータの開示はありません。
受診したところが乳腺外科なので、手術が基本なのでしょうか。
乳腺外科以外で乳ガン治療が可能であれば、(手術以外の西洋医学、東洋医学、統合医療、民間療法など)そちらを希望したいです。

「ステージ0で全摘が基本というのが納得できません」と質問に書いてありますが、局所切除の目的が乳がんを残らず切除することなので、ステージが0でも1でも変わりありません。広がっていれば大きく切除することになります。ステージ0=非浸潤がんは気がついたときには広がっていることはよくあります。しこりを作らないので、なかなか気が付かないものですから。

MRIやエコーで広がり診断をしたら、それに従って切除範囲を決める、ということに変わりありません。非浸潤がんであれば、治療の主体は手術と放射線治療です。民間医療などを考えずに、きちんと主治医と相談してください

 

文責:広島大学病院乳腺外科 角舎学行