2017年3月4日(土)「知ってほしい乳房と乳がんのお話」が開催されました。
これは、ゆいぽーと2016年度公募型男女共同参画主催事業として企画し、実現されたものです。
広島乳腺女性医師の会の協力を得て、広島大学病院乳腺外科 惠美純子先生に登壇いただき、講演のほか、患者さんらのビデオ上映、触診模型を使っての自己検診指導もありました。
女性の健康週間の只中、10代から70代の方まで、また親子での参加者も多数おられました。
内容は、乳房の発達としくみから、10代から起こる乳腺の良性病変、乳がん検診について、乳がんの危険因子と予防、また遺伝についてなど、幅広く丁寧に説明していただき、会場からは活発な質疑応答もあり、乳がんの正しい知識を学ぶ有意義な講演会となりました。
講演の中で惠美先生は、有名タレントの乳がん報道のために、若い女性たちが乳腺クリニックに殺到するが、10代で乳がんは極めてまれであり、知っていれば心配する必要のない症状なども話され、早いうちから自分の乳房についてしっかりと知ることが大切で、20歳になったら、月に一度の自己チェックをし、アラフォーになったら必ず乳がん検診を受けましょう。また、若い皆さんは、家に帰ったら家族の方に乳がん検診に行っているか聞きいてください。と締めくくられました。