2021年11月6日(土)第118回目となるまちなかリボンサロンがオンラインで開催され、NPO法人ひろしまピンクリボンプロジェクト理事長の角舎学行先生の司会でスタートしました。
ご講演は広島市立安佐市民病院 病理診断科 金子真弓先生に「乳がん診療における病理の役割~診断から治療まで」と題してお話いただきました。
角舎先生は、金子真弓先生のご紹介のなかで、病理の役割は乳がんを治療するうえでの攻略法、乳がんの設計図みたいなものを読み解くのが金子先生たちの役割で、それをもとに我々は乳がんの治療戦略を立てている。また、患者さんにとって自分の乳がんを理解することは、治療を理解することになるので重要です。と話されました。
金子先生は、がん細胞、遺伝子のこと、乳腺診療における病理の役割など専門的な内容をスライドで示しながら、詳しく丁寧にお話いただきました。
チャットで多くの質問が寄せられました。時間の都合で全部の質問に対して答えることはできませんでしたが有意義なご講演に、大きな反響があったようです。
最後に司会の角舎先生は、スライドや講演の内容に触れ、病理の先生はハードワークで頭が下がる思いです、と語られました。
次回のまちなかリボンサロンは、12月4日(土)14:00からオンラインで開催します。
ご講演は呉医療センター中国がんセンター乳腺外科 木村優里先生による「乳腺外科医が選ぶ2021年の最新トピックスまとめ」今年を締めくくるにふさわしい興味深いテーマでお送りします。どうぞお申込みください!