2024年6月8日(土)第149回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

第149回まちなかリボンサロンは、広島大学病院 診療支援部 横山 枝杏華 先生に『進化を続ける超音波検査の世界 ~知ってほしい検査の大切さ~』をテーマにご講演いただきました。

まずは、そもそも超音波検査とはどんな検査であるのか、超音波とは何か、について説明をいただきました。他の検査と比較して、被曝が無く侵襲性が低い事や、リアルタイムで観察ができることなどをお教えいただきました。

  

次に、実際の検査において臨床検査技師は何を観ているのか、乳がんの殆どは乳管から発生する事などをご説明をいただきました。

  

実際に超音波検査の 画像をもとに、年代や授乳の有無などによって見え方が変わること、非常に個人差があることなどをご説明いただきました。

  

次に実際のしこり(腫瘤)がどのように見えるのか、良性と悪性の見え方の違いなどをご説明いただきました。悪性のしこりは、良性と比較して境界がはっきりしない、形が不整で石のように固いという特徴があるという事が分かりました。

   

最後に、検査は日々進化しており、単純な画質の向上のほか、より微細な血流の評価が可能になったり、3D画像が作れるようになったこと、AI技術の導入で見落とし防止などの技術が進んでいる事などをご説明いただいた後、「不安があった時には、遠慮する事なく声を聞かせてほしい」と述べられ、レクチャーを締めくくられました。

  

次回7月の第150回まちなかリボンサロンは、JA広島総合病院 腎臓内科 藤田 綾子先生に『一緒に考えてみませんか?腎臓を守るために気をつけること』をテーマにご講演いただきます。

皆様のご参加をお待ちしております。よろしくお願いいたします。