2025年3月1日(土)第158回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

2025年3月の第158回まちなかリボンサロンは、福山市民病院看護部の賀出 朱美 看護師に『治療との向き合い方』をテーマにご講演いただきました。 

病気を疑い~検査を行い、結果の告知前、告知の後、全身の検査~治療方針を決めるという流れの中で、人の気持ちは大きく変わること、衝撃、防御的退行、承認、適応という気持ちの変遷を理解し、無理に前を向こうとせず、時間をかけて向き合うことの大切さが語られました。

診断後の「見通しの立たない不安」や「情報が多すぎて混乱するつらさ」に対して、どのように向き合えば良いのか、不安の正体や、なぜ「変化」が人を不安にさせるのかという背景を整理し、「わかること」が不安の軽減につながるという視点が示されます。

後半は、治療に向き合うためにできることとして、おおきくふたつのお話がありました。

①医療者との対話
医師と話すことはもちろん、看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなど、医師以外の専門職とも相談できる環境を作ることが大切。「誰に」「何を」相談すれば良いかを知っておくだけでも、不安は軽減される。ずっと悩みを抱えていると怒りや落ち込みを招くことになる

 

② 気持ちのコントロール
気持ちを整える方法として、「誰かに話す」「紙に書き出す」、「視点を変える」、「手放す事で全体を見る」「自分だけではない」「共感やつながりを持つ」などの方法をお教えいただきました。

 

最後に、がんの治療は主治医と相談しながら進めることになるが、ご自身の気持ちや普段の生活との向き合い方は自分次第のところがある。「自分らしく治療と向き合う」ことを真剣に考えて、心が少し隙間ができた時、今日のレクチャーを思い出してほしいという言葉で締めくくられました。

視聴者からは、「当時の一連の心理状態が整理できた」「周りの乳がん経験者に助けられたことを思い出した」などといった感想が寄せられました。

令和7年4月5日の第158回まちなかリボンサロンは、広島大学病院 形成外科 佐々木彩乃 先生に『乳房再建 ~自分に合った再建方法の見つけ方~』をテーマにご講演いただきます。