2025年12月13日(土)第167回まちなかリボンサロン申し込みを開始します

第167回まちなかリボンサロン

現地開催オンラインのハイブリット形式で会場からお送りします。
日時
2025年12月13日(土)14:00~15:50頃
↑↑第2土曜日です!お間違いなく!!↑↑
ミニレクチャー
乳がん術後の生活習慣について
講師:ゆめみなみ乳腺クリニック 尾崎 慎治 先生

第167回まちなかリボンサロンチラシ

現地開催

場 所:エソール広島(研修室2)
 広島市中区大手町1-2-1 おりづるタワー10階
 ※入口は南側です

<現地開催に参加される方へ>

  • 発熱されている方や体調のすぐれない方は、参加をお控えください。
  • 原則として、マスク着用をお願いします。
  • 事前申込は不要です。13時55分までに直接会場にお越しください。
  • 公共交通機関をご利用ください。
  • 参加費は無料です。
  • 飲み物が必要な方は、各自でご用意ください。
  • ミニレクチャー終了後、医療従事者交えた談話会(15時50分終了予定)を開催します。
  • その他、会場施設「エソール広島」の利用法をお守りください。

<WEBオンライン形式>

パソコンやスマートフォンからzoom(インターネット)を使ってご参加ください。
以下の「申し込みフォームボタン」から事前のzoom参加の登録をお願いします。
定員が100名となっておりますので、お早目にお申し込みください。

サロン参加ルールを設けていますので、必ずお申込み前にご確認ください。
■サロン参加ルール はこちら

申し込みフォームへ

※申し込みフォームが変わりました。
内容に沿って名前(ニックネームでも可)、メールアドレス等を入力してください。
申し込み直後に、参加URLをお知らせする受付確認メールが「zoom」から届きます。

  • 必ず所定のお申込みフォームからお願いします。
  • 参加のURL は、申し込み者ごとで違います。リンクを共有しないでください。
  • 一人でPC、スマホ、タブレットなどを複数使ってのご参加はご遠慮願います。
  • 申し込み方法について分からないことがあれば、事務局までメールでお尋ねください。

2025年9月6日(土)第164回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

第164回まちなかリボンサロンでは、東京医科大学病院 栄養管理科 管理栄養士の丸山佳純先生を講師に迎え、「乳がんと向き合う食事〜あなたの体を支える栄養の力〜」と題した講演が行われました。治療に伴う体重の変化や食欲不振など、多くの患者さんが抱える悩みに対して、科学的な知見と日常に取り入れやすい工夫を交えて解説いただきました。

 

がん患者さんの半数は診断時点で既に体重が減少しており、治療が進むと8割以上の方が体重減少を経験するとされています。体重減少の要因には、治療や副作用により「食べられないために痩せる場合」と、炎症や代謝異常によって「食べても痩せてしまう場合(悪液質)」の2つがあります。

悪液質では、体内の炎症性サイトカインが筋肉や脂肪の分解を促進し、肝機能の低下や食欲の減退も引き起こします。その結果、免疫力や体力の低下、感染症や治療合併症のリスク増加につながり、生活の質(QOL)にも影響します。丸山先生は「栄養状態と筋肉量を維持することが、治療を続けるために極めて重要です」と強調されました。

筋肉量をチェックする簡単な方法として「ふくらはぎを指で囲む」「片足で椅子から立ち上がる」といったセルフチェックも紹介されました。

 

治療中に特に意識したいのは、エネルギーとタンパク質のバランスです。
さらに、次の栄養素を積極的に取り入れることが勧められました。

  • EPA(青魚):炎症を抑え、筋肉維持や免疫力の向上に期待
  • BCAA(肉・卵・大豆製品など):筋肉合成を助ける
  • カルニチン(ラム肉・牛肉など):エネルギー産生や倦怠感改善に有効

また、「主食・主菜・副菜」をそろえることで自然と栄養バランスが整うとのこと。忙しい時でも、コンビニのサラダチキンやパックご飯、野菜サラダを組み合わせるなど、工夫次第で簡単に実践できると紹介されました。

 

治療中はさまざまな症状で食事が難しくなることがあります。丸山先生は、症状ごとに工夫できるポイントを具体的に挙げられました。

  • 食欲がない時:三食にこだわらず、少量・好みのものを。リゾットやサンドイッチなど主食+主菜を一度に摂れるメニューが効果的。
  • 吐き気がある時:冷たい料理や匂いの少ないものを選ぶ。
  • 口内炎の時:柔らかく滑らかな料理にし、辛味や酸味は避ける。
  • 味覚障害の時:口腔内を潤す、柑橘類や亜鉛を摂る、味付けを少し濃いめにするなど工夫。
  • 便秘の時:水分補給と野菜・穀類で便のかさを増やす。軽い運動も有効。
  • 下痢の時:水分を十分に摂り、脂肪や食物繊維の多い食品は控える。

 

「治療中は痩せる」と思われがちですが、ホルモン療法やステロイド投与によって体重が増えるケースもあります。肥満は乳がんのリスクを高めることがわかっており、体重管理は再発予防の面でも大切です。

急激なダイエットは筋肉量の減少を招き、免疫力や体力を損ないます。推奨されるのは月1kg程度のゆるやかな減量です。例えば毎日240kcalを食事や運動で調整すれば、1か月で1kg減を目指せます。

  • 食事の工夫:お菓子やアルコールを控える、ご飯を数口減らす
  • 運動:1日30分のウォーキングを継続する
  • 生活習慣の見直し:朝食を抜かない、よく噛んで食べる、遅い夕食を避ける

こうした小さな積み重ねが健康的な体重管理につながるとのことです。

 

丸山先生は最後に「食事は治療を支えるだけでなく、日々の生活を豊かにする力でもあります。無理をせず、できることから始めましょう」と呼びかけられました。

乳がんと向き合う毎日の中で、食事は心と体を支える大切な基盤です。今回の学びをそれぞれの生活に取り入れることで、治療中でも自分らしく前向きに過ごす力になるのではないでしょうか。

次回、令和7年10月4日(土)の第165回まちなかリボンサロンは、広島大学病院 看護部山口 眞由美 先生に、「乳がんと生活 ~自分らしく生きる~ 」をテーマにご講演いただく予定としております。詳細が決まり次第、改めてホームページ上でお知らせいたします。

2025年4月5日(土)第159回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

2025年4月に開催された第159回まちなかリボンサロンでは、広島大学病院 形成外科の佐々木彩乃先生をお迎えし、「乳房再建 ~自分に合った再建方法の見つけ方~」をテーマにご講演いただきました。

  

講演では、乳房再建においては「4つのステップ」が大切であることが紹介され、まず最初の「Step1:自分に合った決め方を確認する」についてご説明いただきました。

乳房再建は、必ず受けなければならない手術ではありません。そのため、自分自身が再建を望むかどうか、望む場合はどのタイミングで行うのかを判断する必要があります。そして、選択したタイミングによって手術の回数や方法も異なるという点が強調されました。

さらに、再建について考えるためにどのくらい時間的な余裕があるかを把握しておくことも大切です。主治医に相談し、落ち着いて情報を整理しながら検討することの重要性についてもお話がありました。

  

次に「Step2:選択肢を知る・比べる」についてのご説明がありました。乳房再建にはいくつかの方法があり、それぞれに医学的な特徴と日常生活への影響という2つの側面があるため、事前に理解し比較することが大切だとお話しされました。

保険適用の再建法としては、大きく「乳房インプラント」と「自家組織による再建」の2つがあります。インプラントは手術時間や入院期間が短く、身体への負担や傷も少ない一方で、カプセル拘縮や破損のリスクがあり、長期的なメンテナンスが必要になります。自家組織再建は自然な柔らかさが得られる反面、手術が大がかりで、採取部位に傷が残るなどの負担があります。

  

また、体型や体のバランスによって適した方法が異なるため、主治医による診察と相談が必要です。特に放射線治療を受ける場合は、再建の時期や方法に制限が出ることもあるため注意が必要です。

さらに、再建後の生活における身体の動きやすさ、服装の好み、家事の負担、家族からの支援体制、費用面なども含めて、総合的に考えることが大切です。

  

「Step3:選択肢について考えてみる」では、胸の形や傷の大きさ、術後の生活、費用、回復にかかる時間、ライフスタイルとの両立などを、自分の価値観に照らして考えることが大切です。

乳房再建には多くの選択肢があるため、迷いやすく、気持ちが不安定なときには情報を整理するのが難しく感じることもあります。そんなときは、無理をせず医療従事者に相談し、必要であれば心のサポートを受けることも大切です。

  

最後の「Step4:決断する」では、これまでに得た情報や自分の価値観をもとに、納得のいく選択ができるかを確認することの大切さが語られました。

まずは、各選択肢のメリット・デメリットを理解し、自分にとって何が大切かを整理すること。そして、支援や助言を受けながら「自分で納得できる選択」かどうかを見極めることが重要です。

もし迷いや不安がある場合は、無理に決めず、Step1〜Step3に立ち戻って見直すこともすすめられました。

 

また、他の体験者の声も参考になりますが、感じ方には個人差があるため、受け止め方には注意が必要です。あわせて、書籍やインターネットなどを活用し、多角的に情報を集めることも有効です。

講義の最後には、「大切なのは、自分の価値観に合った選択をすること。答えは人それぞれにある」という言葉で締めくくられました。

令和7年5月10日の第160回まちなかリボンサロンは、県立広島病院 放射線治療科 土井 歓子 先生『知って安心!乳がんに対する放射線治療の基本と最新情報』をテーマにご講演いただきます。

2018年9月8日(土)第87回まちなかリボンサロン開催の報告

2018年9月8日(土)第87回まちなかリボンサロンが開催されました。
開場前からポツポツと参加者が集まって来られ、14時には会場は満席となりました。初めて来られ方も多かったようです。

ミニレクチャーには、広島大学病院形成外科 永松将吾先生に「乳房再建その後~自己評価と満足度」と題してお話いただきました。
最初に、形成外科で作っているものをイラストで紹介され、切ったり貼ったりすごい技術に驚きました。
乳房再建について、自家組織か人工物か、それぞれの特徴や事例を画像を見ながら丁寧に説明していただき、とても良い勉強になりました。

第2部おしゃべりタイムでは、初めて来られたお医者様も、すぐに参加者の輪に溶け込み、にこやかに談笑しておられました。

皆さまへの重要なお知らせとして、ひろしま乳がんアカデミアが10月14日(日)広島県民文化センターで開催されます。今年は、女医さんによるトークセッションもあり楽しみです。ぜひお出かけください。

また、9月11日(火)マツダスタジアムにおいて、100人以上の医療従事者がCCダンスでパフォーマンス、乳がん検診啓発活動とひろしま乳がんアカデミアのPRを行います。

次回のまちなかリボンサロンは、10月6日(土)です。
ミニレクチャーには、広島市立安佐市民病院病理部 金子真弓先生においでいただき
「病理検査結果の読み方」と題してお話いただきます。
どうぞお楽しみに!

2017年9月6日(水)マツダスタジアムでパフォーマンス

広島のがんチーム医療に従事する医師、看護師、薬剤師など医療従事者が、各病院から駆け付け、CCダンスを踊りました。
これは、10月の乳がん月間に先駆け、がんに対する正しい知識と啓発のため、がん早期発見のための検診受診、そして10月15日(日)に開催するひろしま乳がんアカデミアのPRも兼ねて企画され、今年で4回目となります。
カープ球団の皆さま、選手の皆さま、ご協力ありがとうございました。

19時集合、仕事を終えて続々と集まってくる医療従事者たち,

練習の成果はどうでしょうか?このあと急いで病院に戻る先生もいらっしゃったようです。


この日、観客の皆さんに抽選で10名様に、カープピンクリボンバッジ6ケセット(飾りスタンド付き)をプレゼントしました。

カープ球団のhpでも掲載していただきました。