
2021年9月4日(土)第116回目となるまちなかリボンサロンがWEB形式で開催され、広島のみならず全国から多くの方が参加されました。
ミニレクチャーは「患者さんとお医者さんのコミュニケーション」と題して、JA広島総合病院乳腺外科 大原正裕先生に登場いただき、興味深いテーマに、時間が経つのが早く感じる講義でした。この日の司会は、香川乳腺クリニック 看護師の小谷早苗さんです。

さまざまな文献も紹介していただき、大原先生が日ごろから患者さんとのコミュニケーションを大切にしておられることを、参加者の皆さんは感じられたことと思います。

チャットでの質問にも、一人ひとり丁寧に答えてくださいました。
レクチャーのあとは、続いてブレイクアウトルームで少人数にわかれ、医療者も交じってのオンラインおしゃべり会です。各部屋とも時間が足らないくらい、お話がはずんでいたようです。
次回のまちなかリボンサロンは、10月2日(土)14:00 WEBで開催します。レクチャーは広島大学病院 放射線治療科 西淵いくの先生に登壇いただき「正しく知ろう!!乳がん治療における放射線治療の役割」をテーマにお話しいただきます。どうぞお楽しみに!

まちなかリボンサロンは、2011年10月スタートしました。コロナ禍で開催が難しくなってからは、WEB形式と会場とハイブリッド形式で行うなど、新しい形でのまちなかリボンサロンを模索し、患者さんたちの要望に後押しされ継続してきました。
2021年10月は10年目の記念すべきサロンです。まちなかリボンサロンでは、これまで周年パーティ、忘年会、新年会と楽しいこともたくさんありました。コロナ禍では、そういう集いはできませんが、これからも患者さんと医療者とボランティアと、一緒により良いサロンにしていきましょう。














講演のあとは、前回に引き続きオンラインおしゃべり会がありました。参加は自由、医療者も加わり少人数のグループにわかれて、楽しくおしゃべりをしたり、医療者に気軽に質問したり、と30分はあっという間に過ぎたようです。
広島大学病院乳腺外科 惠美純子先生に「遺伝性乳がん卵巣がん症候群HBOC ~この1年で何が変わった?~」と題して講演いただきました。
惠美先生はこれまで主に高校生を対象に、知っておきたい乳房、乳がんについて学校へ出向いて講義され、がん教育にも関わってこられました。まずはじめに、学生たちに向けての「がんって何?クイズ」から始まりました。
HBOCこの1年の変化や、2020年4月からHBOC診療の一部が保険適応になったことをはじめ、大変貴重な専門的な内容をわかりやすくお話しいただきました。
ブレイクアウトルームでグループに分かれ、医療者が2人づつ入ってくださり、お互い顔を見ながらのおしゃべりは、予想以上に盛り上がっていたようです。30分があっという間に過ぎした。