2017年3月5日(日)認定NPO法人乳房健康研究会主催のピンクリボンワークショップキャラバン広島が開催され、当NPO法人ひろしまピンクリボンプロジェクトも協力しました。
午前中はセミナーの部、当NPO法人理事長で広島大学病院乳腺外科 角舎学行が「乳がんの診療に関する基礎知識」と題して話しました。
↓ ピンクリボン体操をしています。
続いて認定NPO法人乳房健康研究会理事長で聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンター院長 福田護先生より「乳がんにやさしい社会をめざして~ピンクリボンアドバイザーについて」のお話がありました。
福田先生は、人としてともに成長できる継続的対話医療について述べられ、一人の患者さんとの長期的な関わりの中で、がんは=死ではなく、生であるなどの思いを話されました。
午後からは全国から集まって来られたピンクリボンアドバイザーを対象とした、ワークショップの部です。
始めに、当NPO法人副理事長で県立広島病院乳がん看護認定看護師の賀出朱美より、「まちなかリボンサロン」について事例紹介がありました。2011年に角舎先生より、”カフェみたいなところで患者さんの話を聴ける場所をつくろう”と相談を持ち掛けられました。気軽に自由に参加でき、医療者も参加し同じ目線で、患者さんが少しでも不安や悩みを解消できることをコンセプトに試行錯誤で始まり、今日まで一度もお休みすることなく継続してきたことを振り返りました。
また、それに付随して、患者さんの声から生まれた冊子や、活動支援のためにカープとコラボしてのバッジを作り一個当たり100円を助成金として積み立てる、などユニークな支援活動も紹介しました。
続いて、グループに分かれてワールドカフェ方式で、「乳がん患者さんのサポートプログラム」の話し合いが行われました。
活発な意見交換ののち、7つのテーマで実現可能な計画に落とし込み、各グループで発表。予定の17時を少し過ぎて、意義ある広島でのワークショップキャラバンは無事、終了しました。
最後に全員で記念写真におさまり、ピンクリボンアドバイザーとして今後更なる活動と再会を約束してそれぞれ帰途につきました。