非浸潤癌は転移はしないとの事ですが、ホルモン療法は必須なのでしょうか?

2020年8月2日   

昨年、非浸潤乳管癌で左乳房温存手術を受け、放射線治療も終了しました。術後にタモキシフェンを処方されましたが、副作用がひどく服用を断念しました。
非浸潤癌は転移はしないとの事ですが、ホルモン療法は必須なのでしょうか?病院によっては内分泌療法を行わないところもあるのでしょうか?間もなく術後1年後の検診があるので、今更ながら心配になり、質問させて頂きました。
また現在、リウマチ治療中で、先月から免疫抑制の注射を始めたところ、その副作用からか白血球が2800にまで下がってしまいました。もしタモキシフェンを再開するとしても、白血球が2800と低いと服用は難しいでしょうか?

いくつか同様の質問を既にいただいていますので、ご参考にしてください

結論を言えば、本当に非浸潤がんであればホルモン療法の必要性はありません。しかし、ある程度、2センチくらいでしょうか、大きさがあれば、その一部に浸潤がんがある可能性を考えて処方する先生もおられるようです。メリット、デメリットを考えて主治医と相談していただければと思います。白血球の少ないのは問題ありません

 

文責:広島大学病院乳腺外科 角舎学行

非浸潤がんですが術後タモキシフェンを勧められ内服していました。副作用がひどく中止しましたが必要だったのでしょうか?

非浸潤性乳がんで乳房全切除しましたがホルモン療法をすることになりました。非浸潤がんなのに必要でしょうか?