2022年2月5日(土)第121回まちなかリボンサロンがweb形式で開催されました。
ミニレクチャーは広島大学病院形成外科 佐々木彩乃先生に「乳房再建 ~傷跡(キズあと)の話~ 」と題してお話いただきました。
傷口が閉じた後も、皮膚の下で炎症は続いており、約3か月は赤みや硬さのピークで、半年から1年で肌色に近くなり、傷がやわらかくなるそうです。
どんな傷も消えることはなく、より目立たない傷あとを目指す、と言われたのが印象的でした。
次に、「乳房再建と傷あと」のお話では、傷の位置、長さについてなどインプラントの場合や自家組織の場合の症例など傷あとの見た目の変化を、時系列でご説明いただきました。
佐々木先生は、より目立たず、細く、やわらかい傷あとをめざすために、形成外科医の役割のほか、患者さん側も術後の傷あとのケア、”安静””斜光””保湿”に気を付けましょう。と締めくくられました。
Q&Aコーナーでは、チャットでたくさんの質問が寄せられ、参加者の皆さんの、関心の深さがあらためて感じられました。
次回のまちなかリボンサロンは、3月5日(土)14:00~「リンパ浮腫にならない、悪化させないために知っておきたいこと」をテーマに、広島大学病院 作業療法士の金山亜紀さんにお話しいただきます。またご一緒に勉強しましょう。
来月もWEBでの開催になりますが、ご自宅からパソコンやスマホでお気軽にご参加いただけます。