2022年1月8日(土)第120回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

2022年1月8日(土)今年初めてのまちなかリボンサロンがWEB形式で開催されました。JA尾道総合病院 乳腺外科 吉山知幸先生による「支持療法~薬物療法のサポート・副作用について~」と題してのお話がありました。

 

まず支持療法についてのご説明のあと、ホルモン療法に対する支持療法、化学療法に対する支持療法についてくわしく説明していただきました。薬物療法の効果をあげるためには、副作用対策が必要です。

ホルモン療法の内服をできなかった人は、できた人に比べて2倍再発のリスクが上がるそうです。半数以上の患者さんが経験するホットフラッシュに効果的な治療薬のこと、骨粗しょう症のこと、運動療法による副作用の軽減効果など大変勉強になるお話でした。
最後に吉山先生は、支持療法のまとめとして、薬物療法を完遂することにより治療効果を最大限に発揮させることができ、そのためには副作用のことを良く知り、適切に対策して治療を乗り切っていきましょう。と締めくくられました。

このあと、医療者を交えてのおしゃべり会が、ブレイクアウトルームで行われました。どの部屋も活発な意見交換や医療者への質問など、お話は尽きなかったようです

司会は福山市民病院看護師 賀出朱実さんでした。
次回のまちなかリボンサロンは、2月5日(土)14:00~開催します。
講師は広島大学病院形成外科 佐々木彩乃先生に「乳房再建~傷跡(キズあち)
の話~」をテーマにお話しいただきます。

WEB形式での開催はすっかり定着し、なんと海外在住の方も参加されるなどWEBならではの良さがあります。一方でやはり以前のように、同じ空間で集い語らうサロンが良いと思う方もいらっしゃることでしょう。
コロナが収まり、WEBでも会場でも、選べるハイブリッド形での開催が待ち遠しいですね。寒い日が続きますが、皆さんどうぞお元気でお過ごしください。