第146回まちなかリボンサロンは、広島大学病院 がん相談支援センター がん専門相談員/がん看護専門看護師の織田浩子看護師に『利用しよう!「がん相談支援センター」』と題してご講演いただきました。
まず最初に、全国にあるがん相談支援センターの役割、がん治療やがん相談と密接な関係にあるがん対策基本法についてご説明をいただきました。
がん相談支援センターに寄せられるご相談で一番多いのは、乳がん患者さんからで、主な内容な、症状や後遺症のこと、今後の生活への不安などが占めます。
それらの相談に対して、病院側からではなく、あくまで中立的な立場から情報提供や助言をさせていただくことが大きな役割となっています。
がん相談支援センターには、がん専門相談員や、指定の研修を受けた看護師、ソーシャルワーカーなどが常に在席しており、必要に応じて院内の薬剤師や栄養士、リハビリスタッフなどとも連携してあり、がんと診断されたらあらゆる場面で活用できることをご説明いただきました。
その後は、広島大学病院のがん相談支援センターに多く寄せられる相談内容をご紹介いただき、患者サロンやおしゃべり会を開催していることをご案内いただきました。
最後は、がん相談支援センターは、がんに関するどんな小さな内容からでも、いつでも利用できるところであり、不安を解消して気持ちを整えるためにも是非とも活用していただきたいというお言葉で講演を締めくくられました。
来年度4月の第147回まちなかリボンサロンは、広島大学病院 形成外科 佐々木彩乃先生に『乳房再建(仮題)』をテーマにご講演いただきます。
今年度もたくさんの方にご視聴いただき有難うございました。
来期も引き続きオンラインのみでリアルタイム配信を予定しております。ご参加をお待ちしております。よろしくお願いいたします。