まちなかリボンサロン
ハイブリット形式で開催していましたが、現在はオンラインのみで行っています。

2021年8月7日(土)第115回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

猛暑のこの日、第115回目となるまちなかリボンサロンがWEB形式で開催されました。

ミニレクチャーは、呉医療センター・中国がんセンター乳腺外科 重松英朗先生に「早期乳がんに対する初期治療~標準治療と最新情報」と題してお話いただきました。司会は同センター乳腺外科 木村優里先生です。

重松英朗先生のお話は、趣味は自転車、筋トレ、釣り。好きな言葉は「努力するものは楽しむものに敵わない」など、自己紹介から始まりました。

乳がんと遺伝の関係や、最新情報ではOncotype bx検査による適切な治療選択が可能で、今年中に保険適用になる見込みであることや、血液検査による乳がんの検出など乳がん治療の進歩は早く、毎年進歩している等々、大変有意義なお話を聴くことができました。

チャットで多くの質問が寄せられ、詳しく丁寧に答えてくださいました。

このあと、また来月楽しみにしています~と退出される方、医療者も参加でZoomおしゃべり会に参加される方は、さらに個別に質問したり、情報交換したりして過ごされました。

また、アンケート結果の自由記述では、「WEB形式のおかげで、県外に住んでいても参加できるので良かった。乳がん患者は日本中にいるので、是非ともこれからもオンラインで続けていただけるとありがたい。」「おしゃべり会では、重松先生側からの質問もあり、患者側の思いをお聞きいただけてありがたかった。治療現場ではなかなか医師とのコミュニケーションが取れないが、おしゃべり会ではそれが可能というところがうれしい。」などのご意見があり、主催者側のモチベーションも上がりますね。

次回9月4日(土)もWEB形式での開催となります。               JA広島総合病院乳腺外科 大原正裕先生がお話しくださいます。どうぞお楽しみに!

毎日暑いですが、皆様にはどうかお身体大切にお過ごしください。

 

 

2021年7月10日(土) 第114回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

今回のミニレクチャーは、ZOOM形式により開催し、県立広島病院の尾﨑慎二先生を講師に迎えて、「乳がんと生活習慣」についてお話いただき、44名の方に参加していただきました。昨年はまちなかリボンサロンの開催を中止していましたので、尾﨑先生のお話は2年ぶりになります。

乳がん患者さんにとって、今回のテーマは身近な話題で、とても関心の高いものです。尾﨑先生から、乳がんのリスクについて、データによって証明された内容を、わかりやすく説明していただきました。

 

乳がんリスクが明らかとなっている、「たばこ」、「肥満」、「アルコール」について説明されました。「たばこ」では、副流煙に多くの有害物質があるため、喫煙者の相対リスクよりも非喫煙者の受動喫煙によるものが高く、「肥満」では再発リスクが高いこともわかりました。「アルコール」については、成分のエタノール、その分解物質であるアセトアルデヒドに発がん性があり、飲酒量が多いほどリスクが高くなっています。

リスクを低減するといわれる「運動」、「乳製品」、「大豆・イソフラボン」について、その効果をわかりやすく説明され、また抗酸化作用があると言われているコーヒーについても研究に取り組まれているそうです。

 

質問も多く出され、一つ一つ丁寧に答えられていました。

 

その後、医療者と患者さんと少人数のおしゃべり会も開催され、あっという間に時間が経ってしまったようです。

参加者のアンケートでは、「エビデンスにもとづき、リスクが数値化されてわかりやすかった」というご意見を複数いただいたほか、おしゃべり会については、「普段話すことのできない先生方とお話ができてよかった」というご意見をいただきました。

次回8月7日のレクチャーは、呉医療センター中国がんセンター 乳腺外科 重松 英朗先生が講師で、テーマは『早期乳がんに対する初期治療 ~標準治療と最新情報~』です。

みなさん、お楽しみに。

2021年6月5日(土)第113回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

第113回目となるまちなかリボンサロンがZoomで開催されました。講演は福山市民病院 乳がん看護認定看護師で、当NPO法人副理事長の賀出朱実さんに「リンパ浮腫について~リンパ浮腫の成り立ちと予防のポイント~」と題してお話いただきました。

広島のみならず、全国から事前申し込みがあり60人以上の参加がありました。賀出朱実さんは、多くの患者さんが関心のあるリンパ浮腫について、幅広くわかりやすくお話しいただきました。リンパ浮腫の予防、リンパの流れを促す方法など、具体的に説明いただき、チャットでの多くの質問にも丁寧に答えてくださいました。

講演のあとは、前回に引き続きオンラインおしゃべり会がありました。参加は自由、医療者も加わり少人数のグループにわかれて、楽しくおしゃべりをしたり、医療者に気軽に質問したり、と30分はあっという間に過ぎたようです。

次回のまちなかリボンサロンは、7月10日(日)第2土曜日となりますのでお間違えの無いようお願いいたします。オンラインおしゃべり会も、どうぞお気軽にご参加ください。講演には県立広島病院消化器・乳腺・移植外科 尾﨑慎治先生に「乳がんと生活習慣」と題してお話いただきます。どうぞお楽しみに!

 

2021年5月8日(土)第112回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

5月8日(土)第112回目となるまちなかリボンサロンが、今月もWEB形式のみで開催されました。

広島大学病院乳腺外科 惠美純子先生に「遺伝性乳がん卵巣がん症候群HBOC ~この1年で何が変わった?~」と題して講演いただきました。

惠美先生はこれまで主に高校生を対象に、知っておきたい乳房、乳がんについて学校へ出向いて講義され、がん教育にも関わってこられました。まずはじめに、学生たちに向けての「がんって何?クイズ」から始まりました。

HBOCこの1年の変化や、2020年4月からHBOC診療の一部が保険適応になったことをはじめ、大変貴重な専門的な内容をわかりやすくお話しいただきました。

 

今回初めて、「オンラインおしゃべり会トライアル」が行われました。なかなかリアルに集いおしゃべり会が開催できませんが、参加される皆さんから多くのリクエストがあり、このたびテスト的に行われました。方法は以下のとおりで笹田先生より説明がありました。

ブレイクアウトルームでグループに分かれ、医療者が2人づつ入ってくださり、お互い顔を見ながらのおしゃべりは、予想以上に盛り上がっていたようです。30分があっという間に過ぎした。

6月もオンラインおしゃべり会は行いますので、参加してみようかな、と思われる方はまちなかリボンサロンの講演が終わって、そのまま残っていてください。

次回のまちなかリボンサロンは、6月5日(土)福山市民病院 乳がん看護認定看護師 賀出朱実さんが登場「リンパ浮腫について~リンパ浮腫の成り立ちと予防のポイント~」と題してお話しいただきます。どうぞお楽しみに!

 

まちなかリボンサロン 「オンラインおしゃべり会トライアル」 のご案内

新型コロナウィルス感染状況を鑑みて、WEBオンライン形式のみでのまちなかリボンサロンがつづいています。
オンラインでもおしゃべり会のご要望が多数ありましたので、次回5月8日のサロンより、オンラインおしゃべり会のトライアルを開始します。
ミニレクチャー終了後、一般参加者5名程度、スタッフ1~2名程度の小グループを作って、グループ内で自由におしゃべりをしていただく内容です(ZOOMのブレイクアウトルーム機能を使用します)。
グループ分けは運営側でランダムにさせていただきますので、ご了承ください。
おしゃべり会の事前申込みは不要です。参加希望の方は、ミニレクチャー終了後、退室をせずにお待ちください(休憩時間)。5分程度でおしゃべり会が始まる予定です。

おしゃべり会に参加の際は、次の事項を守ってください。
①名前表示は呼びやすいものにしてください(ニックネーム可)。
②ビデオをオンにして顔が映るようにしてください。
③参加者全員がおしゃべりできるようにご配慮ください。
④プライバシーの保護にご協力ください。画面の撮影・録音、および内容をSNSなどで公開する行為は禁止します。
お守りいただけない場合は、退出あるいは今後の参加をご遠慮いただく場合がございますのでご了承ください。

トライアルですので、短めの時間で終了予定です(30分程度まで)。おしゃべり会のグループを退出すると、そのまま終了となります。
皆様のご参加をお待ちしています。