まちなかリボンサロン
ハイブリット形式で開催していましたが、現在はオンラインのみで行っています。

2022年5月7日(土)第124回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

2022年5月7日(土)第124回目となるまちなかリボンサロンがWEB形式で開催され、呉共済病院乳腺外科 網岡  愛先生が「乳がんの再発をどう防ぐ?!~乳がん術後の過ごし方~」と題して講演されました。
広島のみならず、他県からも80名を超える方の参加があり、関心の高さがうかがえます。

網岡先生の最近のマイブーム「呉氏」がスライド各所に登場!
乳がん手術後の定期検査についてのお話につづき、喫煙・肥満・運動・食事と再発リスクの関係について、それぞれ詳しくデータを示しながら、テンポよくわかりやすくお話いただきました。

タバコは、加熱式タバコも電子タバコも危険であること、運動の重要性、肥満の予防、バランスのとれた食事をとること、など大変勉強になりました。
チャットで寄せられた質問にも、一つ一つ丁寧に答えてくださり、あっという間に時間が経過しました。

講演のあとは、いつものように医療者を交えてのオンラインおしゃべり会へと移動し、各お部屋では日ごろの悩みや不安を話したり、情報交換したりと、毎回楽しみにされている方もおられるようです。また、初めてで不安な方も大丈夫!医療者がファシリテーターになって皆さまをお迎えします。

次回のまちなかリボンサロンは、6月4日(土)14:00から開催、講師は広島大学病院乳腺外科惠美 純子先生に登壇いただき「知っておきたい乳がんとがんゲノム医療」をテーマにお話いただきます。どうぞお申込みください。
それでは、来月も一緒に勉強しましょう。皆さま、くれぐれもお身体大切にお過ごしください。来月もオンラインで集いましょう!

2022年4月9日(土)第123回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

2022年4月7日(土)第123回目となるまちなかリボンサロンがWEB形式で開催されました。
県立広島病院薬剤科の笠原庸子さんに「自分らしく生きるために知っておきたいACPと緩和ケア」についてお話いただきました。

アドバンス・ケア・プランニング(愛称:人生会議)について、注目されてきた背景や、メリット、デメリットについてなど詳しくお話いただきました。
 

広島県では、平成25年から「もしも」の時のことを考え、ご自身の希望や思いを家族や大切な人、かかりつけ医をはじめとした医療者とともに話し合うことを目的に、アドバンス・ケア・プランニングの普及に関する取り組みが開始され、「ACPの手引き」「私の心づもり」などを作成されています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

  「私の心づもり」チェックシート

  「もしものときに伝えておきたいことACPの手引き」

次に、がんによる苦痛を和らげる緩和ケアについても詳しくお話しされました。

最後に、治療やケアに関して様々な情報収集ができ、いろんな人の考えや思いを知ることができるなど、まちなかリボンサロンの魅力もたっぷり伝えていただきました。
チャットでたくさんの質問にも丁寧に答えていただき、あっという間に時間が経過しました。

講演ののちには、ブレイクアウトルームで少人数のお部屋へと移動し、医療者を交えてのオンラインおしゃべり会が始まりました。

次回のまちなかリボンサロンは、5月7日(土)14:00から開催、講師は本日司会を務めた呉共済病院 乳腺外科 網岡愛先生に「乳がんの再発をどう防ぐ?!~乳がん術後の過ごし方~」と題してお話いただきます。

どうぞお申込みください。
それでは、来月もご一緒に勉強しましょう。先行きが不透明なコロナ禍ですが、くれぐれもお身体大切に、5月もオンラインで集いましょう!

2022年3月5日(土)第122回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

2022年3月5日(土)まちなかリボンサロンがWEB形式で開催されました。
レクチャーは、広島大学病院作業療法士の金山亜希さんに「リンパ浮腫にならない・悪化させないために知っておきたいこと」をテーマにお話しいただきました。

 

リンパ浮腫とは何か、についての説明から、主にスキンケア、体重管理、運動療法について、具体的に詳しくお話しいただきました。

 

肥満に気を付けることも重要で、体重1kg落とすのに必要なエネルギーは7,000kcalであること、もし3キロ痩せたいとしたら、一日どれくらいのカロリーを減らすために、運動するか摂取カロリーを減らすか、どれくらいの期間で、など教えていただき、とても勉強になりました。早速計算して、実行しようと思われた方も多いでしょう。

チャットでの質問が多く寄せられ、司会の薬剤師櫻下さんが読み上げ、金山さんは一つ一つ丁寧に答えてくださいました。

1時間があっという間に過ぎ、オンラインおしゃべり会へと移りました。
医療者を交えて、日ごろ不安に思っていることや情報交換など、どのお部屋も話は尽きないようです。

次回のまちなかリボンサロンは、4月9日(土)14時スタート、第2土曜日となりますのでどうぞご注意ください。
レクチャーは県立広島病院 薬剤科 笠原庸子さんに「自分らしく生きるために~知っておきたいACPと緩和ケア」と題してお話いただきます。どうぞお楽しみに!
しばらく、オンラインのみのまちなかリボンサロンになりますが、皆さんお元気でお過ごしください。早くWEBでも、会場に集まってでも、どちらでも選べるハイブリッド形式のまちなかリボンサロンが待ち遠しいですね。

2022年2月5日(土)第121回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

2022年2月5日(土)第121回まちなかリボンサロンがweb形式で開催されました。
ミニレクチャーは広島大学病院形成外科 佐々木彩乃先生に「乳房再建 ~傷跡(キズあと)の話~ 」と題してお話いただきました。

傷口が閉じた後も、皮膚の下で炎症は続いており、約3か月は赤みや硬さのピークで、半年から1年で肌色に近くなり、傷がやわらかくなるそうです。

どんな傷も消えることはなく、より目立たない傷あとを目指す、と言われたのが印象的でした。

次に、「乳房再建と傷あと」のお話では、傷の位置、長さについてなどインプラントの場合や自家組織の場合の症例など傷あとの見た目の変化を、時系列でご説明いただきました。
佐々木先生は、より目立たず、細く、やわらかい傷あとをめざすために、形成外科医の役割のほか、患者さん側も術後の傷あとのケア、”安静””斜光””保湿”に気を付けましょう。と締めくくられました。

Q&Aコーナーでは、チャットでたくさんの質問が寄せられ、参加者の皆さんの、関心の深さがあらためて感じられました。

次回のまちなかリボンサロンは、3月5日(土)14:00~「リンパ浮腫にならない、悪化させないために知っておきたいこと」をテーマに、広島大学病院 作業療法士の金山亜紀さんにお話しいただきます。またご一緒に勉強しましょう。
来月もWEBでの開催になりますが、ご自宅からパソコンやスマホでお気軽にご参加いただけます。

2022年1月8日(土)第120回まちなかリボンサロン(WEB形式)開催の報告

2022年1月8日(土)今年初めてのまちなかリボンサロンがWEB形式で開催されました。JA尾道総合病院 乳腺外科 吉山知幸先生による「支持療法~薬物療法のサポート・副作用について~」と題してのお話がありました。

 

まず支持療法についてのご説明のあと、ホルモン療法に対する支持療法、化学療法に対する支持療法についてくわしく説明していただきました。薬物療法の効果をあげるためには、副作用対策が必要です。

ホルモン療法の内服をできなかった人は、できた人に比べて2倍再発のリスクが上がるそうです。半数以上の患者さんが経験するホットフラッシュに効果的な治療薬のこと、骨粗しょう症のこと、運動療法による副作用の軽減効果など大変勉強になるお話でした。
最後に吉山先生は、支持療法のまとめとして、薬物療法を完遂することにより治療効果を最大限に発揮させることができ、そのためには副作用のことを良く知り、適切に対策して治療を乗り切っていきましょう。と締めくくられました。

このあと、医療者を交えてのおしゃべり会が、ブレイクアウトルームで行われました。どの部屋も活発な意見交換や医療者への質問など、お話は尽きなかったようです

司会は福山市民病院看護師 賀出朱実さんでした。
次回のまちなかリボンサロンは、2月5日(土)14:00~開催します。
講師は広島大学病院形成外科 佐々木彩乃先生に「乳房再建~傷跡(キズあち)
の話~」をテーマにお話しいただきます。

WEB形式での開催はすっかり定着し、なんと海外在住の方も参加されるなどWEBならではの良さがあります。一方でやはり以前のように、同じ空間で集い語らうサロンが良いと思う方もいらっしゃることでしょう。
コロナが収まり、WEBでも会場でも、選べるハイブリッド形での開催が待ち遠しいですね。寒い日が続きますが、皆さんどうぞお元気でお過ごしください。